もっとウマのことについて知ってね!ウマのトリビアもっとウマのことについて知ってね!ウマのトリビア

  • ウマの食べ物ウマの食べ物

    ウマは草食動物なので、毎日、エン麦という麦、草などをたくさん食べます。また、あまいものも大好きで、ニンジンやリンゴなども食べます。
    ウマは水もたくさん飲みます。1日に20リットルから40リットルもの水を飲みます。 

    馬のえさのことを飼葉といいます。ふつう、1日3回、朝・昼・夕に飼葉を与えます。1日に10~15㎏ぐらい食べます。
    レース前には消化の良い穀類を少しだけ食べさせます。

  • ウマの睡眠ウマの睡眠

    ネコやパンダはおよそ1日14時間、ヒトは8時間ねむります。ウマはこれよりずっと短くて1日3時間ぐらいしか横になってねむりません。

    ウマのねぞう

    • 横になってねる。この格好でねているときは、とても深いねむりです。きっと夢でもみているのでしょう。

    • 肢を曲げてうずくまるようにしてねる。この格好でねることがいちばん多いです。

    馬は、敵が近づくと逃げるという習性があります。そのために、ちょっとした物音などにも敏感に反応する必要があり、ぐっすり眠り込むことはほとんどありません。また、馬は立ったままねることもできます。

  • 砂浴び・のんびりポーズ砂浴び・のんびりポーズ

    • ウマは気分がよいときや、汗をかいているときに、ゴロンとねころがって砂浴びをします。水たまりがあると、わざわざそこへ行って、ねころがるウマもいます。

    • ウマがうしろ肢のどちらかの力を抜いて、3本肢でたっているときは、のんびりして、休んでいるときです。うつらうつらうたた寝をしていることもあります。

  • ウマの走り方ウマの走り方

    ウマの走り方は、4種類あります。
    • 常歩(なみあし) 

      歩いている状態。

    • 速歩(はやあし) 

      気持ちよくジョギングをしている状態。

    • 駆歩(かけあし) 

      スピードにのって元気よく走っている状態。
       

    • 襲歩(しゅうほ) 

      駈歩で全力で走っている状態。(競走馬は時速60km以上のスピードが出ます)

    それぞれ1分間で進む距離は、常歩110メートル、速歩220メートル、駆歩340メートルぐらいです。レースで走っている状態はもちろん襲歩です。

  • 泳ぎ泳ぎ

    ウマは泳ぐのも得意です。でも、ヒトと同じように、はじめて泳ぐときはこわがったり、泳ぎがヘタなウマもいます。

    JRAのトレーニングセンターなどには、競走馬の調教用プールがあります。水泳は、肢に負担をかけずに心肺機能を鍛えることができるので、トレーニングとして効果を発揮します。

    JRAのトレーニングセンターなどには、競走馬の調教用プールがあります。水泳は、肢に負担をかけずに心肺機能を鍛えることができるので、トレーニングとして効果を発揮します。

  • ウマを運ぶウマを運ぶ

    ウマを運ぶときは馬運車(ばうんしゃ)とよばれる車を使います。馬運車は、1台に2〜9頭のれるものもあります。海外からウマを運ぶときには、飛行機や船を使います。

    むかしは、馬の長距離輸送に鉄道が使われていました。現在ではエアサスペンションのついた、振動の少ない、エアコン完備の、馬に快適な馬運車を利用しています。しかし、快適になったとはいえ、長時間の輸送が苦手で、発熱する馬もいます。これを輸送熱といいます。

    安全のため、馬運車の中では、ウマはせまい場所につながれるのであまり動けません。

    むかしは、馬の長距離輸送に鉄道が使われていました。現在ではエアサスペンションのついた、振動の少ない、エアコン完備の、馬に快適な馬運車を利用しています。しかし、快適になったとはいえ、長時間の輸送が苦手で、発熱する馬もいます。これを輸送熱といいます。

    • ウマが積まれているコンテナが飛行機の前から出てきました。

    • コンテナから馬運車へウマを移動させます。

    • 無事、到着し馬運車からおりてきました。

  • ウマの誕生ウマの誕生

    ウマは、一般的に2月から6月に生まれます。お母さんのおなかにいる期間は約11ヵ月間です。
    生まれたときの体重は約50キログラムあります(ヒトの赤ちゃんは約3キログラム)。生まれてから1ヵ月間は、1日にだいたい1.5キログラムずつ増えて、1ヵ月後には生まれたときの約2倍になります。

    離乳する生後6ヵ月ごろには、体重で成馬の50%、体高85%、18カ月ごろには体重80%、体高95%に達します。

    ウマは生まれてから30~90分で立ち上がります。

    離乳する生後6ヵ月ごろには、体重で成馬の50%、体高85%、18カ月ごろには体重80%、体高95%に達します。

  • ウマの年をヒトとくらべると......ウマの年をヒトとくらべると......

    ウマは生まれた日からその年の暮れまでを当さいと呼びます。そしてお正月を過ぎると誕生日がこなくても1さいと数えます。だからお正月がくると全部のウマがひとつずつ年をとります。また、ウマはだいたい25さいぐらいまで生きます。ヒトの寿命などを考えて、ウマとヒトの年をくらべてみると表のようになるでしょう。

    3歳までは馬の年を5倍し、4歳以上はそれに1歳につき3つずつ加えて計算するとだいたい人の年齢になるといわれています。 

    3歳までは馬の年を5倍し、4歳以上はそれに1歳につき3つずつ加えて計算するとだいたい人の年齢になるといわれています。