もっとウマのことについて知ってね!ウマのトリビアもっとウマのことについて知ってね!ウマのトリビア

  • ウマの心臓と呼吸ウマの心臓と呼吸

    ヒトの心臓は、そのヒトのにぎりこぶしぐらいの大きさですが、ウマの心臓はとても大きく、ヒトの頭ぐらいあります。肺もヒトの10倍もの大きさで、静かにしているときの呼吸では、1回に約5リットルの空気をこうかんします。 

    馬が静かにしているときの心拍数は1分間に30〜50回、呼吸数は1分間に10回ぐらいです。これが全力疾走しているときには心拍数約220〜240回、呼吸数は100回以上になります。レース中は、とてもたくさんのエネルギーを使っているのです。

    馬が静かにしているときの心拍数は1分間に30〜50回、呼吸数は1分間に10回ぐらいです。これが全力疾走しているときには心拍数約220〜240回、呼吸数は100回以上になります。レース中は、とてもたくさんのエネルギーを使っているのです。

  • ウマの部屋と家ウマの部屋と家

    ウマがふだん生活している部屋のことを馬房といいます。馬房がたくさんならんでいるウマの家のことを厩舎といいます。
    馬房には、「ウマのフトン」のワラやオガクズがしきつめてあります。

    馬は他の馬からまったく隔離されると不安になったり、悪い癖を覚えたりします。だから厩舎は、馬房の窓から隣の馬が見えるようなつくりになっています。

  • ウマの体温ウマの体温

    ウマの体温は、お尻に体温計を入れてはかります。ふだんは37.5〜38.0度ぐらいです。(人間より1度くらい高いため、触るとあたたかく感じるよ) ウマは運動したあとなどに、とてもたくさんの汗をかきます。ヒトと同じように、汗をかくことで体温を調節します。
  • ウマの病気ウマの病気

    ヒトがかかる病気のほとんどは、ウマもかかります。もちろんカゼもひきます。カゼになると、ヒトと同じで熱や、鼻水、せきが出たりします。ヒトと同じように薬だって飲むんですよ。ウマがよくかかるカゼ以外の病気は‥‥‥。

    熱射病 

    真夏に外で長い間運動したときなどに熱射病になることがあります。体温が40度近くにもなり、汗がたくさん出て、ぐったりしてしまいます。

    せん痛 

    ウマの病気の中で多いのが、はらいたです。ウマのはらいたをせん痛といいます。せん痛になると食欲がなくなり、前がきをしたり、おなかをのぞきこんだりします。重症になると、地面を転がったりして苦しみます。はやくてあてをしなければいけません。

    馬は体に比べて胃の容積が小さく、腸が約30mもあるうえ、細くなったり、太くなったりと複雑です。また、嘔吐することができません。このような理由から、馬はせん痛になりやすいのです。

  • ウマの毛色ウマの毛色

    ウマにはいろいろ毛色があります
    • 鹿毛(かげ) 

      全体が茶色。たてがみ、しっぽ、足の下のほうは黒い。

    • 栗毛(くりげ)

      黄色っぽい茶色。たてがみやしっぽも同じ色。

    • ぶち毛

      大きな茶色のぶちがあります。サラブレッドにはこの毛色はありませんが、ポニーなどには見られます。

    • 青鹿毛(あおかげ) 

      ほとんど黒で、目や口のまわりが濃い茶色。

    • 芦毛(あしげ)

      生まれたときは鹿毛や栗毛などで、年をとると白くなります。

    • 白毛(しろげ) 

      生まれたときから白色で、数は非常に少ない毛色です。

    馬の毛色にはこれ以外に鹿毛よりすこし黒っぽい色の「黒鹿毛(くろかげ)」、全身真っ黒の「青毛(あおげ)」、栗毛より少し暗い茶色の「栃栗毛(とちくりげ)」などがあります。

  • ウマを見分ける方法ウマを見分ける方法

    • どのウマも同じように見えるかもしれませんが、よく観察すると、一頭一頭ちがうことがわかります。顔に白いマークのあるウマや、まるで肢に白いソックスをはいているようなウマがいます。

      星(ほし)

      顔の真ん中の白いマークを星といいます。このマークの大きさや形はウマによってちがいます。

      馬の個体を識別するために、顔・足の白い部分(白徴)、つむじ(旋毛)などを照合します。馬にはこの特徴を書きこんだ血統登録書というものがあります。

      馬の個体を識別するために、顔・足の白い部分(白徴)、つむじ(旋毛)などを照合します。馬にはこの特徴を書きこんだ血統登録書というものがあります。

    • 長白(ちょうはく)

      足の白い部分が長い。
      4本の足ともソックスをはいているよう。

    • 白(はく)

      白い部分が短い。

    • 珠目(しゅもく)

      キミの頭にあるつむじのように、うずを巻いているのがわかりますか?
      顔の中心近くにあるものを珠目といいます。

  • ウマの表情と気持ちウマの表情と気持ち

    ウマは話すことはできませんが、体を使って自分の気持ちを伝えます。とくに耳には、ウマの気持ちがよくあらわれます。
    • 耳を立てて何かをじっと見つめる

      注意をはらっているときにします。見慣れないものがあるときや、変わった音がするときなどです。

    • 耳をうしろにふせる

      おこっていて攻撃的なときです。安心した表情になるまで近づいてはいけません。

    • 両方の耳の力がぬけているとき・・・・・・
    • まわりのできごとに関心がなく、落ち着いているとき。
    • 両方の耳を交互に動かしているとき・・・・・・
    • 不安を感じているとき。
    • 前がき 

      前肢で地面をかきます。えさや水が欲しいときにします。水たまりや砂の上でしたときは、ねころがりたいときです。おなかをのぞきこみながらするときは、おなかが痛いときです。

    • フレーメン

      上のくちびるをあげて、笑っているように見えます。これは、においをよく確かめるときの動作です。タバコや、刺激のあるめずらしいにおいをかいだときにも見られます。

    • 鼻を伸ばす

      かゆい部分をかいてもらったりして、うっとりしているときに鼻が伸びます。
      不安を感じているときは鼻の穴をぴくぴく動かします。何かに驚いているときは鼻の穴を大きく開いて太い息を吐きます。

    • 鳴き方

      高く、強く、長く鳴くとき・・・・・・仲間を呼んでいる。気分のいいとき。
      深く、静かに、短く切って鳴くとき・・・・・・食べ物をほしがっている。

      しっぽの動かし方

      高めにゆったり動かしているとき・・・・・・気分がいい。
      やたらに大きくふっているとき・・・・・・イライラしている。
      またの間にしっぽをはさんでいるとき・・・・・・こわがっている。けることがあるので注意。

      鳴き方

      高く、強く、長く鳴くとき・・・・・・仲間を呼んでいる。気分のいいとき。
      深く、静かに、短く切って鳴くとき・・・・・・食べ物をほしがっている。

      しっぽの動かし方

      高めにゆったり動かしているとき・・・・・・気分がいい。
      やたらに大きくふっているとき・・・・・・イライラしている。
      またの間にしっぽをはさんでいるとき・・・・・・こわがっている。けることがあるので注意。